派遣看護師として伝えたい訪問入浴のこと その②焦らないための攻略法。

こんにちは!派遣看護師のコト子です!

前回の記事では訪問入浴派遣の「一日のスケジュール」や「必須の持ち物」をお伝えしました。

今回はさらに一歩踏み込んで、初めて訪問入浴の現場に行く前に知っておきたい

訪問入浴をスムーズに乗り越えるためのリアルな攻略法をお届けします。

「初めてのお宅で想定外のことが起きたらどうしよう…」

「医療行為が少なめとは言え、どんなことがあるの?」

そんな不安を抱えている方も安心してください!

訪問入浴で出会う吸引やHOT(在宅酸素療法)の方は,基本的には家族さん管理となっています。私たちが対応することはほとんどありません。病棟でポンコツダメダメだった私でも全く問題なくできました。ポイントさえ押さえれば、未経験のナースでも絶対に大丈夫です。

【初めて行く前に!】確認&チェックしておくべきポイント

事前にお伝えしておくこと

訪問入浴の単発派遣のお仕事を電話にて申し込む際、気になることはあらかじめ派遣会社に確認しておくのがおすすめです。NGなこともお伝えしておくことをおすすめします。

私は、気管切開や人工呼吸器の取り扱いや対応・処置の経験がありません。申し込むときに担当の方にNGであることをお伝えしておくと、訪問の当日はそういった利用者がいるコースから外してもらえます。

一度、お伝えするのを忘れてしまい、当日にご迷惑をおかけした苦い経験があります。

派遣会社の担当の方も、快く対応してくださいますので安心してお伝えしておきましょう。

陰部洗浄(陰洗)について

今はあまり見かけませんが、以前は「手袋使用不可」という事業所がよくありました。

素手で陰洗をするのはかなり抵抗がありますよね…

「手袋の使用は可能?」この件についても派遣先に事前に確認しておきます。

「もちろんOKです」「こちらはNGですのでOKな事業所をお探しします」「使用可能ですが、使用する場合は持参を」など提示されることがあります。

私は、制服のポケットに手袋を準備しておいて、陰洗や処置の際に使わせていただいています。

現場の手洗い事情

事業所によってさまざまです。

訪問先に手洗いセット(石鹼とペーパータオル入り)を持参して、退室時に「洗面所をおかりします!」と手洗いをさせていただきます。このパターンが多いです。

事業所によっては、訪問入浴者の後方に水道の蛇口がついていて、石鹼などが完備されていることもあります。

バタバタして手洗いの時間さえ取れないということもあります。そんな時のために、自分の荷物の中にアルコールスプレーとウェットティッシュを用意しています。これ、おすすめです!

【訪問入浴あるある】現場で出会った個性的な利用者さんと環境。その乗り切り方!

約5年で延べ数百回の派遣を経験していますが、中にはちょっと個性的な利用者さんや個性的なお宅に伺うこともあります(笑)これも、派遣のお仕事の楽しさのひとつです。

私が訪問入浴で実際に出会った利用者さんの「あるあるエピソード」をご紹介します。

●こだわり強め・女子力高めなオシャレさん

ネックレスやピアスをたくさんつけている人。入浴後に着けて差し上げるのですが、私コト子は老眼  のため、少々時間がかかります(笑)

お気に入りの化粧品を数種類並べてあって、「先にこれをつけて!」「マッサージはこれね!」「ピーリングもしてね!」と頼まれることもあります。シャンプーやトリートメント、ヘアカラーまでセットでお願いされることもあります。ご要望にお応えするのは大変な一面もありますが、お好みに合わせて仕上がった時の笑顔を見ると癒されます。

●おしゃべりが止まらない、元ヤンキーさん

伺ってから退室するときまで、ずーっと、武勇伝を聞かされることもあります。

余談ですけど…そういう方って皆さんそうなのですが、訪問入浴のスタッフやケアマネージャーさん達を呼び捨てあだ名で呼んでいて、お友達みたいに思っているみたいです(笑)さみしがりやさんなのかなぁと感じます。

武勇伝には「へぇーそうなんですねぇー」と適度に相槌を打ちながら、テキパキと洗身をすすめるスキルが身につきます。

●ちょっとヒヤッとするお宅の環境

お部屋の中の尿臭が気になるお宅もあります。それが利用者さんであったり、ペットのワンちゃんであったり…

入浴介助中にワンちゃんのおしっこの処理をすることもありました。環境も本当にさまざまです。

訪問する前に「~~な、お宅ですよ」「ここは気をつけてくださいね」など、介護スタッフさんから説明を受けることもあります。

衛生面の配慮として、ナースバックの中にフットカバー(靴下の上にかぶせて履くタイプ)が用意してあって、ご自宅に上がる前に履くことが許可されたりします。

【田舎VS都会】訪問入浴の意外な地域差と「腰痛リスク」

訪問入浴の単発派遣を経験して意外に感じたのが地域による違いです。

田舎の方では、訪問入浴車をご自宅の敷地内やご自宅のすぐ前に停めれることが多いので、荷物の運び入れもラクラクです。

一方で、都会ではワンルーム型の高齢者向け住宅やマンションが多いため、少し離れたコインパーキングに入浴車を停めることになり、荷物の出し入れに時間がかかります。

田舎の方では比較的広いお宅が多く、浴槽を設置するスペースに余裕があります。反対に、都会では設置スペースに限りがあるため、スタッフが動きにくく入浴介助もひと苦労…

無理な姿勢が続くと腰を痛めてしまう心配もあり、腰痛ベルトは必須アイテムです。

そして、もうひとつ気になるのが時給です。

なんとなくの私の印象ですが、都会よりも田舎の方がやや高めに設定されているような印象。もちろん派遣会社や地域・募集条件によって違いますが、仕事を探すときには見逃せないポイントです。

【おわりに】自分に合った働き方を見つけよう!

2回にわたって訪問入浴のリアルな現場をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

色々な意味で「濃い」現場もありますが(笑)病棟のようなピリピリ感はなく、1対1で利用者と温かく関われる素晴らしいお仕事です。何より、終わった後の達成感と、高時給のやりがいは単発派遣ならではの特権です。

「1日だけでも、ちょっとやってみようかな…」

そう思ったあなたへ。

単発派遣の仕事は、普段の職場とは違った経験ができるのも魅力です。私自身、いろいろな職場で働いてみて、それぞれに違った特徴があると感じました。

初めて挑戦するときは不安もあると思いますが、自分に合った働き方を見つけるきっかけになればうれしいです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回の投稿は、「初めての派遣看護師体験は、○○○○○○がおすすめ!」という内容です!

お楽しみに!

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